派遣で働いていると、なんだか正社員と比べて休みを取りづらくなった、休みを取るのに制限を感じる、という事が多いのではないでしょうか?
派遣社員は正社員より補佐的な役割であるはずなのに、休暇は非常に取りづらくなっているのが現状です。ではそれは何故なのかココで整理してみましょう。
派遣社員には特別休暇が無い
私達働く労働者達は、余り意識していないかもしれないけれど、休暇には2種類あるんです。
- 法定休暇:法定休暇とはその名の通り労働基準法の定めにより労働者に対して付与されなければならない法律で定められた休暇の事。
- 特別休暇:特別休暇とは、その会社ごとに定められた付与されたサービスの様なもの
正社員時代はこの2つの休暇を混同させて余り意識せず使っていると思います。
その為、派遣で働く場合は、労働基準法により労働者に定められた法定休暇しかない、、会社から別途支給される特別休暇が存在しないからというのが原因なんですよね。
特別休暇とは?
ちなみに会社ごと付与される特別休暇は下記の様な休暇です。
- 慶弔休暇
- 生理休暇
- 特別休暇(新婚旅行に与えられるもの)
- リフレッシュ休暇(勤続年数により与えられるもの)
等々ですよね。
生理休暇や特別休暇、リフレッシュう休暇が無くても特に問題もないし、一時的に働く派遣社員にはそのような休暇が無いのは理解できます。
でも問題なのは慶弔旧家です。慶弔休暇とは親族関係の結婚、出産などの慶事や、死亡という弔事がおきた場合に取得する休暇のこと。
多くの会社では正社員なら、自分が結婚した場合には一週間の休暇や、一親等の親族が亡くなった場合は一週間の休暇。等級が離れても結婚や葬儀の場合は休暇が取れますよね。
でも派遣社員にはこの慶弔休暇が全然無いんです。。特に親族の死亡に対して休暇が取れないのは、凄く不便である、、という感じがしましたね。
慶弔休暇が無くて困った事
それではここで、派遣で働きながら慶弔休暇が無くって困った時のお話をしましょう。派遣社員になって、派遣には慶弔休暇がナイと知ったのは、暫く立ってカラでした~。
派遣を始めて暫く経った時、親戚関係の葬儀があって、日程がいつか、又私は同席するか、なかなか決まらなかった時があったんです。
それらが当日になって決まって、朝来る前に上司の携帯のメールに親戚関係の葬儀の為、本日午後半休したいってメールしました。私の中では、親戚関係の葬儀なんで慶弔休暇か午後半休するつもりでした。
しかし派遣会社に電話したら、「実は慶弔休暇は無いんですよ~」と言われ、驚いた事があったんです。まじですか? 何か、派遣社員って大切にされていないんだな、色々と考慮されていないんだなって感じましたね。
だからじゃぁ「半休したい」と言ったら、「半休制度も無いんですよ~」言われて、じゃぁ、年休?という疑問もありますが、実際会社に来ていますし、当日休む場合は定刻前に、派遣会社&派遣先上司に連絡する事になっており、年休というのも使えませんでしたー。
慶弔休暇が無いので欠勤扱いに

という事で、じゃぁ私はどうすればいいの? と思ったら、結局、欠勤扱いになりました。今日出た時間分は払われて、それ以外は欠勤扱いになり、その時間分減給されると言うのです。私は少し驚きました。
欠勤・・・欠勤とは正社員時代で言うならば、なんというのか有給を使い切り、その上風邪などを引き有給休暇内では消化し切れなかったダメな人だと思っていたので(偏見かもしれませんが)。
でもとにかく宜しくない事だと思っていたんです。社会人失格というのか。。はぁ・・・でも仕方がありません。欠勤する事にしました。
慶弔休暇の取得は年齢と共に増えていく
派遣を始める人は、実はこの、慶弔休暇が無い事を知らない人が大半だと思われます。私も事前にも事後にも知りませんでした。派遣の登録説明会で目立った説明はされていなかったんですよ。
敢えてこちらも疑問にも思いませんし、派遣会社も契約についての説明はするけれど、メインの説明事項にはなっていないようなのです。でも、この慶弔休暇って割と使うんですよね。。年齢と共に必要になります。
親族関係の葬儀の場合、前日までに日時が決まっていれば、葬儀に合わせて年休を取る事は可能です。
でも葬儀って1日休む必要が無い場合も多いし、その場合1日年休取るのもな~と思っても、派遣は半休もないし、慶弔休暇もないので、年休を取るか、もしくは欠勤するしか方法が無いんです。。
又いつ親戚関係の葬儀があるか分からないので、事前に年休を申請出来ない場合は、やはり欠勤しか方法が無いんです。。
ホンット、派遣社員って、労働条件悪すぎだなーって思うんですよね。
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