何処に相談すればいいの?
私達は生きていると様々な問題を抱えています。私の場合でいえば、育った家族の問題、仕事の問題、心の問題でしょうか?
特に、心の問題は、同じケースは一つとしてなく、主に家庭で起きており、当事者は普通がよくわからず、見つけ出されないケースが大半でしょう。
例えばTVや新聞で報道され同情されるケースにかわいそうだと同情しつつ、自分の問題は多分心の問題のケースに当てはまらないんだと認識してしまいます、特に私の場合は。
でも自分こそがそんな報道された人達より深刻な問題を抱えていたりするのです。
就労問題は、ハローワーク、特に若者にはヤングハローワークなるものもあります。将来の進路はココで相談出来る事はます。解決するかは分からないけど。心の問題だと地域の心の相談室や、学校のカウンセラーがありますよね。
千葉県の中核生活支援センターとは
子ども、障害者、高齢者等誰もが、ありのままにその人らしく、地域で暮らすことができる地域社会を実現するために、多様な相談に対して、24時間365日体制で総合的な対応を行う地域福祉のセーフティネットとして、各地域に、中核地域生活支援センターを設置し、広域的、高度な専門性をもった寄り添い支援を行います。
ここでは私が千葉県に一人暮らしをしていた時、地域中核生活支援センターを利用した時の体験です。県内に13箇所設置され、どんな事を相談するの? というと「よろず相談」でした。
建物は、普通の家に近い雰囲気にした事務所で、よろず相談所で、私はココで、私が思う両親の病的な事、結果的に自分が抱えた問題について、どうすればいいのか分からないで相談しました。
状況の説明、私の生活背景の確認、仕事の有無、交流状態、毎日の過ごした方などを話の中で確認していきました。その後月1回2時間程度、カウンセリングではないのですが、問題を一緒に寄り添い考えていくという相談をしました。私の担当者はとても優秀な方で、的確に自分の状況を把握してくれて、とても安心して進めることが出来ました。
当時私は、一人暮らし、無職の状態にあって、心の問題、両親の問題に悩んでいました。
その後、対面カウンセリングを紹介され、若者サポートステーション(就労問題)を紹介されました。6回くらい通いましたが、丁度、実家に急に必要が出て帰る事になり、私はその相談所を辞めてしまいました。
相談所はどんな人達が利用しているのか
このよろず相談はどんな人達が利用しているのでしょう~。統計によると70%以上が精神障害を持っている方らしいです。
私も、他の人はどの様な理由でココに来ているのかと思って、すれ違う時とか周囲の声に少し耳をそば立ててみました。
とある年配の女性は、仕事が全くできず、簡単な計算ミスも多く周囲に迷惑がられているどうしたらいいのか?という内容であったり(別にそれがメインではないのかもしれませんが)、薬の服用の悩みだったりしました。
よろず相談と謳っている位ですから~結局何でもありなのではないでしょうか?
私がココに通って思ったのは、多くの人が、様々な問題を、相談する人や場所を持たず孤立しているという状態でした。というか自分自身もそうでしたし、社会の孤立の問題が浮上し、この様な相談機関が必要だとされたのだと多分思いました。
非正規でホームレス同然に・・・
で、ソーシャルワーカーの立場からすると、世の中の実態が見えてくると思うのですが、そういった本を読んで、私は衝撃を受けました!
それは、非正規の増加(雇用保障がなくなった)によって、若者が、ギリギリの貧困の相談が増えているというのです。まさにそれは、相棒の「ボーダーライン」の様な話なのでしょう~。
まぁそうでしょうね。企業が雇用保障しないなら、生活出来ませんもん。現代の社会福祉は、企業が雇用を保証するというのがあって成り立っているはずですしね。
相談に来る若者の貧困は当然頼るべき家族が居ないから孤立し限界に達し相談に来ているのでしょう。普通こういった所に相談に行くのは敷居が高いんです。私も結構緊張しましたから~。でも問題を何とかしないとと思ったから~。
自分と彼等は大差ない
そして、私もまた、生活破綻した若者と同じ、いやそれ以上の問題を抱えている1人でもあるのでした。
だってそうですよね。非正規、頼るべき家族がいない若者。私もまた、非正規、一人暮らし、家族の問題(断絶状態にありましたから)という累積した問題と重なるし、そしてそれは現状、どの世代にも共通の現象が起きているでしょうに。
家族の問題、心の問題、就業の問題はリンクしているケースも多いんですよね。だって私が通うAC自助Gの無職率、独身率は相当高いですよ?
私達はいつ転落するか分かりません。経済的には非正規は簡単に転落するでしょう。自分でも分かっていますよね。
ですから、自分が生きるためのセイフティネット、それは貯金だったり、家族、友人だったり、コミュニティであったり、公的機関の相談所だったり、自分の周りのセイフティネットをしっかり確認しておきましょう。
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