非正規の問題は、企業側のサービス力の低下の問題も含んでいる
非正規の問題は、労働者の保障の問題だけではアリマセン。
企業側のサービス力の低下という問題を含んでいます。まぁ企業側が安く済ませたいっていうんだから、サービス力の低下は企業側は受け入れないといけない思うかもだけど、彼らは非正規を、いつでも首切れますよーという脅して廻せば、高い成果を出せると考えているのかもしれませーーんね。
まぁそれはある意味正しいとも言えますがーー。
私は地元の1000円/時給 のコールセンターで6ヶ月アルバイトをした事がありましたー。半年引きこもりの後のリハビリの為に始めたものでしたー。
会社自体が中小企業のベンチャー企業で、そこで働く社員さんも個性的な方が多く、又そこで働くバイトさん達も、フリーター、主婦、リストラ、いわゆる私のようないつか結婚するから正社員は辞めてしまった系という、なかなか人種の坩堝で、活気があって面白い空間ではあったのです~。
難易度の高ーいコールセンター

まずそのコールセンターは難易度がめちゃ高く、とあるソフトの説明なのですが、自分が普段電話をしているコールセンターとは難易度はとてーーも異なるものでしたーー。電話(コレはヘッドホンで)、マニュアル、記録という3つの動作を同時進行でやるという、なかなか難しいものだったのですー。
全体のメンバーは常時200人くらいで、大量に人が入ったり出たりしていました~。正社員、派遣社員、バイト経験者 新規バイト(私はここに含まれる)で4階層で占められており、非正規の割合はなんと9割を超えていました!
コールセンターの会社は、自前の人材会社を自前で持ち、パートや派遣を雇用しているようでした~。でその大量の非正規を束ねるのが正社員の役割だったのでしょうね。
この会社では正社員の舵の元、大量の非正規を指揮して現場を廻すというのが、仕事の方法だったようでした~。あらゆる電話の仕事をうけおっており、その都度、人材を募集して、正社員が大量の非正規を廻しているのでした~。
業務習得には3ヶ月掛かる
私のソフトの説明チームでは、6ヶ月の雇用で、最初の頃は座学で少しずつ電話も増えてきて、経験値を上げていくというモノでした~。ただ最初の頃は電話はかかってこず、随分暇な為、まぁ遊んでいましたね~(遊ぶのは慣れてますカラ~)、ですからちゃんとやったのは最後の3ヶ月くらいだったのです。
ですから色々な情報が頭の中で繋がると言うのか、仕事が身につくのに3ヶ月は掛かるので結果的に6ヶ月で分かるところに到着する感じでしたねー。
ですので現場は完全にキャパオーバーだったと感じましたね。スタッフのキャパオーバーを努力によってなんとかまわしているだけで現実はなかなか厳しいものがありましたね。
そもそもこんな内容のものをアルバイトというド素人で対応出来るものなのーー? という現実問題として無理があるというのがみんなが感じていたと思います。
というかこの業界、会社自体が、いかに大量の非正規で廻すかって設計で出来ていますし、大量の非正規でないと仕事が廻りません。コストも合わないし。
一山いくらのアルバイトを大量に採用し、一斉にスタートさせて、テストと実践で出来ない人は自ら辞めていくといった感じでしたね。
・コールセンターという業界が、非正規を大量に廻す業態らしい
・繁忙期と閑散期にギャップがあり過ぎて、企業側が人材の確保が出来ない
・来年もやってくれる人があまり居なくて(安いから)、常にゼロから教えないといけない
・難易度が高すぎる
正社員、派遣社員、バイト経験者 新規バイトで、安い賃金でド素人集団でいかに現場を廻すかっていう感じで~。設計の問題でもあり、低賃金労働者で廻そうっていう問題でもあって、企業側が取り合えず安く廻せばいいんだーー的な感じでもありましたね。
企業様の思惑はわかりませんが、現場は超大変!
結局企業側がどのレベルのサービス力を求めるのか? その結果を出すためにはどの程度の人材コストがかかるのかって計算すると思うのですが、いかにコスト安く出来るか、その結果、現場は、いかにこの人材レベルで高い成果を出すかという事を要求されてる感じでしたね。
まぁ実際の内部事情や本当の事は分かりません。私が外部から入って6ヶ月やってみて感じた事ではあったのです。
現場のみんなものすごーーく頑張ったけど、サービスのレベルの低さは相当なものでしたね~。コレはクレーム気まくりだろう?? みたいナ・・・
コメントを残す