ハマキョウレックス訴訟 裁判の判決は 「不合理な格差」




最高裁「不合理な格差」認定

正社員と非正規社員の待遇さが、労働契約法20条が禁じる「不合理な格差」にあたるかどうかが争われ訴訟の判決が2018年6月1日でありました。

 

正社員に払われる無事故手当や給食手当など5つの手当が同じ職務の契約社員に支給されないのは「不合理」と判断しつつ、住宅手当の差は容認しました。

 

各種手当の司法判断

手当の種類/正社員/契約社員/一審/二審/三審
無事故手当/1万円/支給なし/×/〇/〇
作業手当 /1万円/支給なし/×/〇/〇
給食手当 /3500円/支給なし/×/〇/〇
住宅手当 /2万円/支給なし/×/×/×
皆勤手当 /1万円/支給なし/×/×/〇
通勤手当 /5千円/5千円/〇/〇/〇

 

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不合理な格差とは?

 

では、労働契約法20条が定める不合理な格差とは何でしょうか?

 

パートや契約社員など有期契約で働いている人と、正社員など無期契約で働く人との間で、仕事の内容や責任などが同じならば、期間の定めがあることを理由に、賃金や福利厚生などの労働条件に不合理な差をつけることを禁じる。昨年4月に施行された。(コトバンク引用)

 

 

手当の詳細

そもそも、手当とは何でょうか?

手当(てあて)とは、給与において基本の給料(基本給)のほかに諸費用として支払われる賃金である。職務・勤務条件の特殊性や時間外労働、生計費、賞与などに依拠して支給される。日本の例では、扶養手当、地域手当、住居手当、通勤手当、資格手当、役職手当、時間外手当(超過勤務手当)などがある。(wiki引用)

 

しかもそもそも会社から支給される手当ってこんなにありましたっけ? ウィキペディアでは7つの手当の事例が出ています。

 

ハマキョウレックスさんでは6つの手当について正社員と契約社員とでの手当の差が問題になっています。ではハマキョウレックスさんの6つの手当はどんな手当なのか確認してみましょう。

 

無事故手当:私は運転手の仕事をした事はありませんが、運転をする社員に会社から支払われる手当。無事故であれば支払われ、自己を起こすと、手当から引かれる事もあるようです。

作業手当:何らかの作業に関せる手当。

給食手当:お昼代。

住宅手当:家賃などの住まいに関する手当。

皆勤手当:毎日出勤した場合の手当。

通勤手当:通勤費用。

 

無事故手当:安全運転の必要性は正社員と変わらない、通勤時間中に食事が必要な労働者に支給するのが趣旨だ、皆勤手当て:出勤を確保する必要性は正社員と差はない、等として、住宅手当以外の5つの正社員との手当の差について、不合理と認定されました。

 

 

私が正社員時代の手当

ちなみに、私が一番裕福だった20代正社員時代、手当なんてあったかな~と思いますね。ちなみに非正規時代(派遣やパート)は手当なんかとは無縁でしたがね、、

 

私が正社員時代貰っていた手当とは、通勤手当と、住居手当と、東京手当?とかいうものでしたね。通勤が定期券の事で、一人暮らしの人に出る住居手当が3千円でした。それ以外に都心は物価が高いからという事で、月1万円の東京手当?とかいう物が出ていましたね。

 

コレは私の想像なのですが、地方は地方で、工場手当や作業手当が出ていたのではないかと多分思いますね。

 

なので、私は毎月1万3千円、年間15万6千円の手当を貰っていたという事になりますね。こう考えるとあまり自覚はありませんでしたが、結構な額を手当として会社から貰っていた事になりますね。

 

 

各種手当が支給されると?

正社員との手当の差であった、無事故手当、作業手当、給食手当、皆勤手当、が支払われれば、毎月33500円の手当が給料に増額されて支給されるようです。

 

年額で約40万円の増額です。これは、正社員の一回のボーナスに相当する額だし、非常に大きな額ですよね。

 

 

感想

このハマキョウレックス訴訟での手当の差について問題になったのは、正社員VS非正規ではありますが、彼らは直接雇用の非正規、契約社員なんです。

 

派遣は外部の派遣会社を通じて雇用されますし、直接契約ではないので、手当は出ていないので、この裁判の影響で直接影響を受けるという事はないかもしれません。

 

 

でもこの裁判の結果は、私達の非正規労働者への認識に大きな影響を与えるのではないでしょうか? これは私の偏見かもしれませんが、企業の人材の調整弁である契約社員の方々は、雇用形態が正社員より低いので、会社も周囲も世間も自分もその様に認識しているものだと思います。

 

そうなるとどうしても、会社から提示された雇用条件をそのまま受け入れてしまうんですよね。不満はあるけど、、、私もそうなんです。

 

でもこの様な訴訟が行われ、契約社員の手当でかなりの部分が裁判で認められ、会社も周囲も世間も自分の認識も、裁判の影響を受け改められていき、非正規だから仕方がない・・・というのではなく、同じ労働者としての権利を持っているという認識に改まっていくのではないでしょうか?

 

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