今から10年前 団塊世代が辞めない?
わたくしことふろむは団塊ジュニア世代に該当し、いわゆる両親は団塊世代です。
で、私の20年も昔になります。学校卒業後企業に入社した時の同期は、実は非常に人数が多く、それは当然で、団塊ジュニア世代の両親の世代=団塊世代が大量に退職する事を見越して、団塊ジュニアを大量に採用したんです。
私が入社した会社はですけど。。企業の栄枯盛衰の歴史に拠って、構成メンバーの年齢構成は異なるので・・・
私が会社に入社した20年も前、団塊世代は50代。で10年経ち、私が30歳、団塊世代は60代。。早く辞めろよーという声もありますが、、まぁなかなか退職しませんでしたね。。
その理由は、背景として、年金受給年齢の引き揚げに伴い、その分を60歳の定年後も企業で雇う必要が出てきたから~ですよねっ。
高齢者雇用安定法

2007年から本格化する「団塊の世代」の多数退職を目前にして、06年4月に改正高年齢者雇用安定法が施行された。高齢者が年金支給開始まで働き続けられる環境整備が目的である。企業は年金支給開始年齢の引き上げに合わせて、13年までに(1)定年年齢を65歳まで延長する、(2)60歳以上の継続雇用制度を導入する、(3)定年制の廃止、のいずれかを選択することが義務づけられている。日本は高齢者層の就労意欲も高いことを考えると、この改正の方向に沿って適切な選択がなされることが望ましい。職種別賃金への転換も含めて、賃金・雇用制度などの柔軟な対応が必要になる。(コトバンク引用)
そのせいで大量に居た団塊世代は全く会社を辞めませんでした。現実の選択肢はいくつかあって、役員、管理職、平社員全て60歳で役職は定年になります。その後役職を継続出来るのは、社長級の人くらいでした。それ以外の役員、管理職、平社員は全て1度定年になり退職金も支払われます。
でも選択肢は複数あって、1、退職を勧められる人(再雇用されない人)、2嘱託で再雇用される人、3、再雇用を断る人
の3パターンに分かれました。全く使い物にならない人は、1、退職を勧められる人で、それ以外は希望すれば嘱託として再雇用可能ですが、定年後別の目標を見つける人も居て、再雇用は断り自分から退職しました。
定年後の人材を嘱託で雇うと同一賃金で人件費削減
ちなみに嘱託雇用の時給は1500円。契約書見ちゃったんです。当時同じ部署に20代の事務職の契約社員が時給1800円だったんで、あれ? 20代の方が時給高いんだなーって思いましたよ。

ちなみに団塊世代の退職者を非正規で雇う場合に企業のコストは60~64歳の平均年収は約159万円 新卒社員は20~24歳で約263万円だそうです。
なので、一つの仕事を、定年退職者で雇った方が人件費を安く付くんですよね。
しかも、再雇用制度で雇えば、業務を新しく覚えて貰う必要もないし、今迄の業務等の累積的な知識や、人間関係、業界への知識などをそのまま再雇用できますし、
本人も又、年金まで少しでもお金になるためや、退職しても奥さんに嫌がられるとか、暇つぶしや、運動みたいなモンですよね。
しかも、以前の仕事をそのままやっている人が大半です。形式上は業務の見直しはしてるけど、それ以前にあなた仕事なんかしてました~? って感じですからね~~。
企業としては若年者の派遣より、定年退職者の再雇用の方が得!?
直接雇用で、時給1500円で雇えるのなら、派遣会社通して時給2000円(3割取られるので)で人材を供給して貰うより、
今迄の人材を再雇用すれば、業務を新しく覚えて貰う必要もないし、今迄の業務等の累積的な知識や、人間関係、業界への知識などをそのまま再雇用できますし企業にとって活用できるいい制度だと思いますよね。
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