非正規で、派遣やパートで働いている皆さんは社会保険にはしっかり加入していらっしゃいますか?
私の場合は、正社員の時も、派遣の時も、そしてパートの時も途切れる事なく社会保険に加入していました。
正社員だと余り意識しない社会保険。4つの社会保険とは具体的にどんな保険なのか確認しておきましょう。
4つの社会保険とは?
社会保険には以下の4つの社会保険があります。一つづつ確認してみましょう~。

雇用保険
雇用保険
労働者が失業した場合及び労働者について雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に必要な給付を行うほか、労働者が自ら職業に関する教育訓練を受けた場合に必要な給付を行うことにより、労働者の生活及び雇用の安定を図るとともに、求職活動を容易にする等その就職を促進し、あわせて、労働者の職業の安定に資するため、失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進を図ることを目的とする。この目的を達するために、失業等給付を行うほか、二事業(雇用安定事業、能力開発事業)を行う(第1条、第3条)。
健康保険
健康保険
国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする(第1条)。そしてこの目的を達するために、被保険者の疾病、負傷、出産又は死亡に関して、必要な保険給付を行う(第2条)。
労災保険
労災保険
業務上の事由又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して迅速かつ公正な保護をするため、必要な保険給付を行い、あわせて、業務上の事由又は通勤により負傷し、又は疾病にかかった労働者の社会復帰の促進、当該労働者及びその遺族の援護、労働者の安全及び衛生の確保等を図り、もって労働者の福祉の増進に寄与することを目的とする(第1条)。
年金保険
年金保険
日本国憲法第25条第2項「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」に規定する理念に基づき、すべての国民を対象に、老齢、障害又は死亡による所得の喪失・減少により国民生活の安定が損なわれることを国民の共同連帯により防止し、もって健全な国民生活の維持及び向上に寄与することを目的とする(第1条)。この目的を達成するために、国民の老齢・障害・死亡(障害・死亡については、その原因が業務上であるか業務外であるかを問わない)に関して必要な給付を行う(第2条)。
簡単にまとめると、
雇用保険(失業保険):働く意思のある失業者への失業者給付金
健康保険:病院に行った時治療費を補填してくれる保険⇒保険証
労災保険:仕事中の怪我や病気に関する保険
年金保険:年金の保険
健康保険と年金保険

健康保険は、国民健康保険であれ社会保険であれ、病院の窓口で支払う金額は3割です。
でも、支払う金額は、国民健康保険>社会保険ですよね。社会保険の方が会社側の折半で支払ってくれていますしね。
ちなみに国民健康保険で年収280万の場合、市町村によりますが、計算によると健康保険料はなんと20万!
年金保険は、国民年金は、16,490円。厚生年金は折半なので、将来もらえる年金額も高いもの。
雇用保険と健康保険によるセーフティーネット
でもココで重要なのは、労災や年金や保険証のお話ではなくて、労働者が職を失った時、即助けてくれる保険2点について見てみてみましょう。
労働者が職を失った時、即助けてくれる社会保険、それは雇用保険と健康保険です。
雇用保険では働いた期間(雇用保険を掛けた期間)と退職理由(会社都合か自己都合か)に応じて、給料の雇用保険が受け取れます。
受給額は大体5割~8割。受給期間は90日~360日まで。約3ヶ月~12ヶ月ですね。
健康保険の中には傷病手当や出産手当や出産一時金という制度があります。ここでは傷病手当について見てみましょう。
傷病手当は、1日につき、2/3支給されます。
「傷病手当金の支給を始める日の属する月以前の直近の継続した12月間の各月の標準報酬月額を平均した額の30分の1に相当する額(10円未満四捨五入)の3分の2に相当する額」(1円未満の端数を四捨五入)とされる。
雇用保険が未加入?
終身雇用でずーーっと定年迄働く正社員には払い損(?)なこの雇用保険だけど、非正規で仕事が途切れがちになる私達にとっては、この失業保険はとても大事なモノ。
次の失業保険が出る雇用期間まで派遣で働いて、その後派遣を辞めようともくろんでいる人も居るでしょうね。
大手の派遣だと流石に社会保険は問題ないとは思うけど、パートで大手企業のパートではなくて、中小企業のパートだと、社会保険って曖昧になってるケースが多いと思いますよね。
そのため非正規で働く場合は、4つの社会保険がしっかり完備しているのか絶対確認しておきましょう。
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