「労働は商品ではない」という言葉は聞いたことがあると思います。
イヤ労働は商品でしょと私なんかはぶっちゃけ思ってしまいますが、更に派遣は労働者という使い捨ての商品みたいなもんですよね。
フィラデルフィア宣言の「労働は商品ではない」宣言!
フィラデルフィア宣言の「労働は商品ではない」を確認してみましょう。
フィラデルフィア宣言 正称は〈国際労働機関(ILO)の目的に関する宣言〉。1944年ILO総会で採択。ILO憲章の一部をなしている。労働は商品ではないなど4つの根本原則を再確認し,労働者・使用者・政府各代表の継続的・協調的な国際的努力が不可欠であるとしている。(コトバンク引用)
国際労働機関って?
国連の最初の専門機関(1946年より)だが、設立は古く1919年。本部ジュネーブ、加盟国数179(2006年8月現在)。世界の永続的平和は社会正義の実現によって得られるとの認識に立ち、労働条件と生活水準の改善を目的とする。そのために、賃金や雇用条件について勧告したり、条約を採択する。ILO総会で採択されるこの条約が国際労働条約。(コトバンク引用)
労働力は商品だけど
皆さんは、「労働は商品ではない」という言葉を聴いた事が無いだろうか? 聴いた事が無くてもこの言葉を聴いて何を思うだろうか?
私が「労働は商品ではない」という言葉を聴いて最初に感じたのは、イヤ、労働は商品でしょう~という思いだった。労働形態が正社員であれ派遣であれパートであれ労働者は商品である。
正社員時代、私が感じていたのは、企業は一つの機械みたいなものであり、労働者はそのパーツであり、命令された事を命令されたとおりにこなすロボットみたいなもんですよね。
学校とはその企業労働者を量産する下請け工場で、学歴によってその出来栄えを評価されて値札をつけて企業に出荷されているのである。
東大だったら、最も性能のいいロボットだなとか、中退歴があると、辞める可能性が高いなとか、、
だから、私は、会社で一緒に働く人達を、同じ人間という風には感じていませんでしたよ。私は彼等を、目的の為の道具やおもちゃの様に感じていました。その是非は別として、私はその様に感じていたのです。
私は自分も含め~自分や周囲の人達を、ロボット型の労働力に過ぎないと常々感じていましたよ。そのロボットにも性能のいいロボットと悪いロボットが居る~みたいな(笑)。
労働者は使い捨てしていい商品ではない
フィラデルフィア宣言以降現在では75年近く絶ちますが~、派遣なんて完全に使い捨てカメラ(古い?)の如く、完全に労働が商品として使い捨てされているのが実態ですよね。
派遣になって正社員時代と異なるのは、同じ労働者という労働力を売るロボット商品ではあるけれど、雇用主にとって更に便利に条件が決められて、

- 派遣会社を通じて適正診断で性能を確かめられ派遣先の要求に最も叶った労働力を供給し、
- 派遣先で3ヶ月毎に評価され点検され脅され、
- 性能が悪ければ返品され、
- 要らなくなったら使って捨てられ、⑤同じ労働内容にも係わらず正社員より安い給料で買い叩かれるのが派遣の現実である。
で、正社員であれ派遣社員であれ、労働者がロボット型の商品である事には何ら代わりはないのである。ただ同じ商品であれ、雇用保障のない派遣は、企業に生計を依存しているにも係わらず保証が無く、
ロボットだって食っていかなけりゃ動けないのですから~有り得ない状況に置かれている事が問題なのであって・・・
派遣は労働者の使い捨ての商品
フィラデルフィア宣言は、労働者を使い捨てにしちゃぁいけないよ、使い捨ての商品にしちゃぁいけないよという宣言なのでしょうが、
派遣は合法的に使い捨てにしていい労働力という商品になってしまいましたよね。
社会は、私達労働者がそこかしらの会社に一生涯正社員として雇用されるとして設計されていますよね。
非正規でも生活できるようには設計されていないので、現代派遣で働く人達は非常に厳しい生活を強いられる事になります。。
コメントを残す