大企業にやる気がない社員が蔓延する理由

大企業のビル




大企業って組織が大きい分、扱っている商品も有名だし、社員も多いから世間的にも由名だし、評価も高いですよね。

でも大企業だからって何かがスゴイといわれれば安定感がスゴイだけで、別に社員のレベルは大した事有りません(会社に拠りますが、、)

大企業からこその問題も出てくる訳で。そんな大企業にやる気がない社員が蔓延する理由について感じたことをまとめました。

大企業って社員のやる気を削ぐ仕組み

企業が人材を募集する時に、企業は、「優秀な人材が欲しい」等と言われてると思う。特に1流大学の人達なんかは、我こそは出世したいと思っているんだと思います。

でも私が実際に既存の大企業で働いて感じたのは、成長期を過ぎた大企業の末路って、大企業病が蔓延し、社員の大半はだらけ切っていて、、むしろ1人ひとりの人材は、何処まで人間が退化するかの競争みたいになっている、と私は感じました。

大企業は何故社員のやる気を削ぎまくるのか?

なぜ、大企業という組織が、こうも労働者の意欲を削ぐのか、私の経験を下に感じた事を纏めてみました。

官僚主義

絶対権威主義的組織

既存の大企業はもう成長期を過ぎているので、仕事は先輩達の敷いたレールの維持メンテナンス。

その為に1流大学しか取らないんだけど、株式会社なので雇用主はいないけど、先輩や上司の権威には絶対に服従、先輩に疑問を投げかけるとか、NOって絶対言っちゃダメ!! 言ったら犯罪レベルって位に服従が徹底している。

製造業という事もあり学歴社会が強固

学歴と出世の相関性は、会社によると思うんだけど、私が働いた会社は製造業なので学歴ヒエラルキーは非常に強固です。

総合職1、総合職2、一般職と3つのレールに別れ、総合職1は1流大学のみ、総合職2はコネ入社の女性、一般職は一般事務の女性(私)と、工場の現場労働者でした。

総合職1が新幹線、総合職2が特急、一般職は鈍行と言われていました。試験により階級上昇は可能だけど、やはりスタートが違うので平等ではないんですね。

事なかれ主義

減点主義

既存の大企業ってほぼ1流大学しかいないんです。学校でのペーパーテストを思い返すと分かるんけど、上から明確な答えが与えられて、それを正しく暗記する事のみを訓練してるんです。回答を間違うと減点されるんですよ。

だからその試験方式で優等生として選出された彼等は、与えられた答えの枠組みのみで物事を捉え、間違う事を、重大な犯罪と捕らえます。彼等の言う失敗とは与えられた答えを言い間違う事です。

自分で考えた答えで失敗する事とは意味が違います。彼等は同じだと思ってる様だけどね。

結果査定にプラスになる事しかしない。もしくは回答ミスをしない。それは自分の出世に係わる仕事のミスや上司や社内の評判が下がる事はぜーーったいしないんです。

これ等の様子を面白おかしく描いたドラマがあります。分かります?? 米倉涼子のドクターXなんです。

結果的に社内の人間関係は、身の保身、他人に罪の擦り付け合い、足の引っ張り合いという、かなり幼稚園生じみたトラブルが多発します。

その他

やってもやらなくても給料が同じ

成果主義といっても、査低で差が出るのは毎月6千円程度。年間8万4千円程度。ボーナスでも差がでる(ココの部分が大きいのかも)。

査低はS,A(+-)、B(+-)、C(+-)で、7ランク評価。Sランクは所謂スーパー営業マンが取れる最高ランクで一般人はBランクがせいぜい。私もBランク以外取った事がないです。

でも、私が仮にAランク並みの仕事をしたとしましょう、でも私が思うのは、その自分のAランクを取る為の労働コストと与えられるお金って割りに合わないんじゃ、、って思ってしまうんです。

Aランク貰う人って、スーパーマン級に仕事が出来る訳で、その割には年間8万4千円の差って自分の労働コストに割が合うのかな~って思うんですよね。。

強固な労働組合があるので何があってもクビにならない

古い大企業は労働組合の力が非常に強く、労働者の雇用権利が完全に守られています。要は会社に入って組合に入れば、何があってもクビにはなりませんよ~って事なんです。

この何が~というのは犯罪(会社の横領も含む)さえ起こさなければクビにはならないんですよね。
国の労働管理のチェックもまず監査の対象になるので、サービス残業なんて皆無だし違法行為として大問題になりますよ。実際やったら管理職は降格されると思う。

組合員である労働者も、入社当時はそこまで意識していなかったけど、組合の力に守られている事に気が付くと、何があってもクビにならない=何もしなくてもいいや、という発想になりサボリまくります。

仕事の量と社員数の釣り合いが悪い

先輩達が築き上げたブランド力によって売上げだけはいいので、人件費を使わないといけないので、無駄に社員を採用するので、一人頭の仕事量は激減しやる仕事が無くなる。。

又、資金が潤沢にあるので、新しいシステムの導入も早く、仕事の自動化(AI化)が社会の模範になる様にいち早く進められ、その作業をしていた人達は社内失業者になり、PCでカードゲームしか出来なくなる人は私が認識している異常にかなり多いはず。。

仕事しない人ほど得する大企業の仕組み

これ等の6つの要因が全て圧し掛かり、結局、何もやらない方が得って状態に陥っているのが、現在の大企業の実態じゃぁないかと思うのですよ。

元々超保守的な一流大学の人しか取らない上に、更に企業の条件が重なり、やっても無駄、言っても無駄、という状況に陥り、保守的な社員ばかりになり、波風立てたり目立つことを嫌うようになり。。

一応世間では大企業の部長や役員と言えばスゴイ~と思うかもしれないけど、こんなだらけ切った会社でキャリア積み上げたって大した事ないですよ(あっ言っちゃった~~)。

多少は新入社員の時は、とんがりさんだったり意欲があった人達も、この社員を襲う無気力という分厚い暗雲の勢力に負けて、意欲を失い失望し会社を辞める人達が居ます。。

安定&保守が大好きな人にとっては、この徹底した上意下立つ式のヒエラルキーに守られて天国みたいな世界だと思いますよ。でも多少でも意欲がある人には不向き。集団の無気力に自分が潰される可能性が高いんです。

仕事は、人生の多くの時間を使うモノ。大企業で満足しているのならいいのですが、そうではないのなら転職をする方がイイかも。

 

MIIDAS グッドポイント診断

正社員へ転職するならグッドポイント診断で、自分の優れているところをアピール材料にして、履歴書でライバルに勝つ!








コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です