「仕事がない! 求職中36人の叫び」 感想




「仕事がない! 求職中36人の叫び」(増田明利著)

皆さんは、派遣の雇用保障なし&薄給の生活不安を抱えている事と思います。中には、悲しくも派遣で契約更新されなかった痛い経験がある方もいらっしゃるかと思います。そんな時はなんだか社会で自分だけが理不尽な経験をしているように感じられますよね。

 

そんな時、「こんな思いをしているのは自分だけなのだろうか? 自分に起こっている事は他の人にも起こっているはず」と疑問に思うはず。でも職場で周囲の派遣社員さん達とそんな事話す機会もありませんよね。雇用保険期間中、ハロワで人と雑談しても、相手の仕事の背景なんて余り話す機会も有りません。

 

 

でも、他の人が仕事を得る為にどの様な思いをしているのか興味ありますよね? 今、日本の労働者達が、どんな経緯や思い出求職活動をしているのか、20代~50代の全ての働く世代の求職生ルポです。

 

学歴があったら、資格があったら、契約やパートしかない等、リアルな生の声に、安定した仕事を得られない人はあなただけではない事を知る事になるでしょう。

 

又、職を失いやすい人達に大事なのは実は労働法の知識です。正社員で働いていると、なんとな~く、法律や労組は企業が100%守ってくれるものであるという受け身の状態にあるのです。

 

しかーし、使い捨ての非正規にとって、元々使い捨て要因というのもあって企業は非常に冷たいものですよね。それは私達がとても痛感していますよね。

 

 

その為に労働法を知って、自衛する必要があるのです。労働法を知って、少しでも自分の優位になるように物事を運びましょう。

 

例え同じ選択をするにしても労働法を知ってその選択をするのと、雇用主に上手く納得させられてその選択をするのとでは全く違うはず。会社側に都合の言い様に言いくるめられないよう自己防衛の為に、労働法の知識を知ると、雇用主側の弱点も分かって強いはずです。

 

イザという時、余り知られていませんが、国の生活支援の為の公的な貸付や融資制度、給付制度があります。事前にそれ等がどういったものでどの程度支援してもらえるのかを知って置く事で、無駄に不安にならなくてすむし、自分の選択肢を持って置きましょう。

 

あらすじ
20代~50代の求職中の36人の生ルポと、労働法、国の支援の情報

 

 

休職中36人の生ルポ

この本に出てくる36人の求職中の人達は、年齢、性別、職種、会社の規模、退職した原因等、様々なケースであるが、それをパターン別に纏めるの以下のようになる。

・新卒後正社員がなくフリーターしかない(原因:就職活動後結果が出なかった・高校中退や低偏差値校の学歴)
・専門職で倒産の為、仕事が無い
・中高年のリストラ後バイトしかない(バイト・日雇いしかない・夫婦でバイト・バイト3つ掛け持ちなど)
・派遣切り
・子持ちでパートが無い

 

印象に残ったのはOOがあれば就職できたのにというセリフでした。でもそのOOを持っている人も実は、別のOOがあったら就職できたのになんて考えているものなのですよね。

 

あなたが得られるかもしれない仕事は、他の人には得られない仕事なのかも知れませんね。自身の求職の参考にしてみては。

 

 

リストラの時身を守るために知っておくべき法律や注意点

整理解雇4要件・退職勧奨への対応方法

 

私達は、正社員であれば、労働組合が雇用を守り定年迄一生涯保障してくれますので、会社が法律を守らない訳ないと考えているのですよね。ですから、労働法などの労働者を守る法律には驚くほど無知無関心です。

 

しかし、通常の状態ではない、リストラ時や、特に派遣の様な不安定労働の場合、如何に会社側が身勝手かを経験する事になるのですよね。ですから基本的な法律の知識は身を守ってくれます。

 

 

雇用保険の知識

雇用保険の受給額・特典(教育など)

 

雇用保険の受給期間だけでなく、給付以外の給付、支援制度について利用すれば得するものについて掲載。

 

 

 国の支援制度

生活支援の為の公的な貸付や融資制度、給付制度

 

余り知られていない上記の制度。私はこの制度の中で、住宅手当を数ヶ月に渡り支援してもらいました。その時に、生活費を賄うお金の貸付制度がある事を知りました。

 

貸付なので期限があって当然返金しますが、新しい職を得て生活が安定するまでのお金を借りる事が出来る制度です。この様な、生活保護手前の支援制度がある事を知って置く事で、不安が解消され安心できますよね。

 

 

仕事の相談機関

行政・労働組合・弁護士団体・その他

 

どんな時、何処に相談すればいいのか、相談機関の一覧。

 

 

(↑ セイフティネット網)

 

安定した仕事が無く生活に不安を抱いているのはあなただけでは有りません。「36人の求職の生ルポ」をあなたの求職のヒントにしてみては。

 

又、雇用保障が無い非正規労働者にとって2つの重要な知識、「労働法」と「イザという時の国の支援」の知識です。

 

正社員の場合は、労働組合で保障され、余程の事が無い限り雇用は保証されてきましたよね。ですから私達日本人は労働法に驚くほど無知なんです。でも非正規の場合、実際働いてみると、驚くほど雇用が軽く扱われ実は労働法が軽視されているのです。

 

「求職生ルポ+労働法+イザという時の国の支援の情報」3点の情報が掲載されたこの本を購入して、一読してサラッと理解しておきましょう。

 

そして、この本をあなたの手元に置いておけば、イザという時、こういった情報があったなと参考に出来て、あなたのセイフティネットになってくれる事でしょう。

 

 

 

 

非正規雇用の問題を本で読む7選

2018.07.02






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です